HOME > その他さまざまなトラブルに

私たちが暮らしていく中で遭遇するトラブルは、交通事故や消費者取引だけではありません。
隣近所や職場でのトラブル、家主とのトラブルなど、実に様々なトラブルがあります。これらのトラブルにも法律は解決の糸口となってくれます。
マンションやアパートを借りる時には敷金を預けます。
これは家賃を滞納したり、物件を壊したり汚したりした時の保証金として大家さんに預けているものです。
家賃の滞納がなく、物件も綺麗に使っていて、特に壊したり汚したりしていない限りは敷金は退去時に全額返還されるべきものです。
でも実際には敷金が全額返還されることはほとんどありません。それどころか多くの場合、退去時に敷金はほとんど全額奪い取られているのが実態です。
なぜ、こういったことになるのでしょうか。
賃貸物件を借りる時には賃貸借契約を交わしています。この中で、退去時には畳やふすま、壁紙などの交換や、ハウスクリーニング費用を入居者負担で行うことと取り決められているからです。
でも、法律的には、こうした家主に一方的に有利な契約は不当であり無効で、通常の使用ではつかない傷や汚れ以外は、大家が家賃の中から負担するものとされています。
とは言っても海千山千の不動産業者に対して素人が交渉しても、そうそう「はい、そうですか」と返還に応じる業者はありません。こうしたケースもご相談ください。

最近では労働基準監督署の指導が厳しくなっている影響もあってサービス残業を強いられる人は少なくなっているようですが、零細企業に勤めている方や営業職・管理職の方については今でもかなりのサービス残業をしている方もいるようです。
営業職であっても携帯で逐一上司に行動を報告しているようなケースでは、よほどの高額の歩合給を受け取っている人以外は残業代はもらえますし、管理職でも通常の課長クラスまでなら役職手当とは別に残業代がもらえます。残業代がもらえない管理職とは、「経営陣」に近い立場を指していて、いわゆる重役出勤が許される程度の立場を指します。
零細企業や個人企業に関しては、サービス残業代を請求することは退職を意味することに通じる部分がありますから、その覚悟がない限りは難しいかも知れませんが、やり方によってはそれも回避する方法がないではありません。
また、解雇や左遷といった扱いも、会社側に正当な理由なく傍若無人にできるものではありません。不当と感じる扱いを受けられてお困りの方はご相談ください。

セクハラやパワハラ、いじめについて共通して言えることは、加害者側は、被害者がそこまで思い悩んでいるとは思っていないことが多いようです。
加害者に悪意がないケース、加害者も薄々罪の意識を感じてはいるケース、好意や期待の表現のつもりであるケース、始めから嫌がらせであるケースなど、ケースバイケースで対処法は全く異なります。
法律家やカウンセラーの中には、こうした場合は内容証明などで毅然とした対応を一律に薦める人もいますが、ケースバイケースで判断しないと返って話がこじれることが多いのが現実です。
一方、子供のいじめに関しては少し異なります。
子供のいじめの問題を解決するカギを握っているのは、学校でも教師でも友達でもありません。ずばり「親」です。
子供がいじめられている時、親としては何とか自力で乗り越えて欲しいと願い、子供が限界を超えるまでは様子を見ようとすることが多いものですが、これが実は大きな間違いである場合が多いのです。
子供は、限界を超えていないいじめについては親には隠すことが普通です。親がいじめの存在に気付くということは、既に子供にとっては限界を超えているというシグナルだと考えてください。
親が本気で子供を助けてあげようとその気になれば、やめさせられないいじめなどありません。「強くあって欲しい」と願う気持ちはわかりますが、親のその気持ちは、今まさにいじめられている子供にとっては「弱い者には価値がない」と言っていることを意味します。
「強さ」にも色々な種類の強さがあります。法律でいじめに対処することも「強さ」です。むしろ大人になってから必要な「強さ」とはけんかに勝つ強さではなく、そうした強さなのではないでしょうか?
貸したお金を返してくれない。信用して貸したので借用書を取っていない。断りきれずに保証人になってしまった。親が亡くなった後に借金が発覚した。
金銭の貸し借りをめぐってのトラブルは、法律トラブルの中でも最も多いトラブルです。
法律を知っていれば難なく解決できるトラブル、法律を駆使すれば何とかできるトラブル。弁護士を頼むほどではないけど何とかしたい。そんな金銭トラブルの相談も受けております。
引越しおばさんの事件もかなり前のことになりましたが、隣近所の騒音をめぐるトラブルは多いですね。
明らかに騒音レベルであれば比較的解決方法は単純なものになりますが、そこまで行かないテレビや足音レベルの解決は意外と難しいものです。
音の感覚は人によって違いますが、気になる人にとっては精神的におかしくなるくらい気になるものですし、逆の場合も、自分の家を忍び足で歩かなければならないのでは落ち着いて暮らすことができません。
こうしたトラブルの解決にはお互いが歩み寄る気持ちを持って話し合ったり、お互いの状態を確認し合うことが一番ですが、他人との話し合いですから、なかなか上手くまとまらないことのほうが多いようです。
賃貸住宅の場合は管理会社に動いてもらうことが、解決を図る近道です。管理会社は住民間のトラブルを防ぐことも仕事の一つです。特に音については壁や床の防音上の問題でもあるわけですから、管理会社にはこうした問題を解決する義務があると言えます。